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WEEK ENDを終えて思うこと

  • 執筆者の写真: pinkmelonpan
    pinkmelonpan
  • 2019年3月1日
  • 読了時間: 3分

 劇団ピンクメロンパン第15回公演{WEEK END」おかげさまで無事全公演終了しました。

 公演の感想をブログに書く言いながら、結構な時間が経ってしまいました。今回の公演の熱が少し収まってから、少し冷静な目で書こうと思っていたら時間が経っておりました。

 今回の公演は、劇団としても色々挑戦でした。第三者から見れば微々たる挑戦でしょうが、劇場規模の拡大であったり、座組の人数の増大だったり、色々個人的にはステージの違うことをした感じがしました。

 反省点は勿論あるし、初めて直面するような問題もありました。

 ただネガティブな面だけでなく、プラスの面でも気付きはあり、今回の公演は良い点でも悪い点でも発見が多い、実りある公演だったと思います。

 作品についても触れましょう。今回観劇された方で多かった感想が「人が死に過ぎ」でした。

 初めての方には「ピンメロ」っていつもこうなの?と思われそうですが、一概に違うとも言いづらいです。

 過去作には人が死なない演目もあるし、全員死ぬものもありました。

 ただ共通して言えることは「人は簡単に死ぬ」ということです。

 私の死に対する考え方は、人は死ぬ時は死ぬし、死なない時は死なないというのがあります。ごくごく当たり前のことですが、どうしても死というものを特別なものにしてしまうとこの考え方が希薄になる気がします。死は生活のおいて側にあるものだと私は思います。

 もう一点、私の作品には幽霊がよく出てきます。この点で今回の作品がダークファンタジーと呼ばれているのでしょう。

 私にとって幽霊というのは、違う概念で存在しているものだと思っています。私達生きている人には見えない、肉体の形態が生きている人と違う、いわば遠い国の住人として考えているので、その者達が物語に登場することに私は違和を感じてません。

 なので私にとってこの作品はファンタジーではありません。あくまで異文化交流の延長線といったところでしょう。

 個人的に今作は15回目の節目ということで、私の好きなもの、好きなジャンルを沢山詰め込みました。そういう意味では過去作からのセルフオマージュも随所に見られます。劇団員の律人からも「ピンメロらしいというより東京たつみらしい作品である」と言われました。恥ずかしいですが、作家性が爆発した作品は誇らしくあります。

 でも一方で二十代の自分だったらこの作品は書かない気がします。題材もそうですし、構成もエンディングも多分もっと違うもの選んでいたと思います。

 十五回という回数を重ねて、執筆業を続けてきたからこの作品が生まれたんだと思います。逆に回をもっと重ねたら今の自分が想像できない作品を書く気がします。そんな自分の作品は、私自身が一番楽しみです。

 ついつい長文乱文になってしまいました。今回舞台を支えてくださったスタッフ、出演者、そして劇場に足を運んでくれた皆様、本当にありがとうございました。

 今後とも執筆業、演出業、精進していく所存でございますので、よろしくお願いします。                             東京たつみ

 
 
 

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